土壌の放射能汚染に伴い、井戸水は大丈夫なのかというご質問を保護者の方からいただきました。
弊社の使用している水についてご説明いたします。
弊社が使用している水は、50メートル以上の深井戸(水中ポンプを使用)から汲み上げた地下水です。昔の井戸のように井戸の口が開放されていないので、放射性物質を含む雨水などが流れ込む心配はありません。
50メートル以上の深さにある水脈に地表からの水が浸透するには数十年かかると考えられます。
ヨウ素は水に溶けて雨水と一緒に土中に浸み込みますが、半減期が8日間と短いので地下水脈に到達するまでにほとんど減衰し地下水に影響を与えることはないと思われます。
また、セシウムは土壌に強く吸着され地表の土壌に留まるため地下水に混入することはほとんどありません。
したがって河川水を原水としている水道水よりも地下水の方が安全と言えるそうです。 (参考:日本放射線影響学会ホームページQ&A)
上記の理由で、土壌汚染による地下水の影響は少ないと考え、引き続き地下水(井戸水)を使用致します。
なお、汲み上げた地下水は水質検査・放射能検査を定期的におこない、塩素による消毒をした上で使用しております。
今後も安全な給食をお届けしたいと考えております。
よろしくお願い致します。